生理が始まる数日前から
腰が重だるーくなる。
立ってても、座っててもしんどい。
身体をひねってみても
ちょっとやそっとじゃ楽にならない！
生理痛の不快な症状の一つですよね。
なんで生理の時に腰痛になるの？
これには子宮や卵巣から分泌される
リラキシン
というホルモンが関係しています。
このリラキシンというホルモン
生理の時の経血の排出をスムーズにするために
骨盤を緩める働きをします。
正確には
じん帯を緩める働きです。
骨盤の骨の結合が弱まってしまうので
それを支えるために
腰回りの筋肉が緊張して固くなり
腰痛がおこる。
というメカニズムです。
さらに
生理前から生理中は
プロスタグラジンという物質が
体内に生成されています。
詳しくは別記事
「プロスタグラジンってなんなのさ！」
をご覧ください。
この物質も
経血の排出を助けてくれるものなのですが
プロスタグラジンの種類によって
痛みを感じやすくさせる働きを持ってるものがあります。
リラキシンで骨盤の結合が弱まり
骨盤を支える腰回りの筋肉が無理をする。
身体はプロスタグラジンにより
痛みを感じやすくなっている状態。
より痛みを強く感じる。
といった負のスパイラルに陥ってしまうわけです。
腰痛を改善させるためには
・血行を良くする
汗を流すとき
さっとシャワーで済ませていませんか？
たまには湯舟にゆっくり浸かって
身も心もリフレッシュ。
湯舟に浸かるだけで
次の日の朝
目覚めたときの疲労の取れ具合が違います。
入浴剤なんかも入れて、
いい匂いに包まれて
リラックス効果を高めることもできますよ。
・温める
おすすめは腹巻+カイロです。
カイロを張る位置は
腰の少し下らへん仙骨を温めるようにしてみてください。
寝る時には湯たんぽで温めるのもいいですよ。
・ストレッチ・軽い運動
凝り固まった腰回りの筋肉をほぐしてあげましょう。
仰向けに寝転んで
両膝を立てて
左右に倒す運動がおすすめです。
無理のない範囲でやりましょう。
ぎっくり腰になりかけた時
この運動でだいぶましになりました。
最初は少ししか倒せないかもしれませんが
徐々に可動域を広げていけば
ストレッチになります。
・骨盤のゆがみ
前後左右に歪むことによって
血行が悪くなります
まっすぐ立って
腰の骨に親指をのせて
鏡で自分の姿を見てみると
親指の位置が違ったりします
右側のほうが上にある。とか
また、仰向けに寝転んで
ちからを抜いて
足のほうを見てみると
左右で足の開き方が違ったりします。
骨盤の歪みなどは
整骨院などでちゃんと見てもらったほうがいいと思います。
無意識でそうなってしまったものですから
自分で意識して治すのはなかかな難しいかと。
今自分の体の状態がどうなっているのか
しっかり見てもらって
現状を把握して。
他者に指摘してもらうほうが
改善もしやすいと思います。
・同じ姿勢を続けない
デスクワークなどをしていると
ずっと同じ姿勢でいることが多くなってしまいます。
これも血流が悪くなることの原因になってしまうので
たまには、立ち上がってちょっと歩いたり
足首を回したり
伸びをしたり。
筋肉が凝り固まらないように工夫が必要です。
日々気を付けること
・身体を冷やすものを控える
冷たいもの、甘いもの、カフェインの入っているものなど
ありとあらゆるものが身体を冷やしていきます。
嗜好品はほどほどに。
・姿勢に気を付ける
座るときに足を組んだりしてませんか？
立っているときも、片足に体重を乗せていたり
パソコンや、スマホに集中しすぎて
知らず知らずのうちに
猫背になっていたり。
こうしたちょっとしたことの積み重ねで
骨盤の位置がずれてしまったりしますので
要注意です。
・腰回りの筋肉を鍛えておく
インナーマッスルを鍛えることで
腰痛を予防します。
また、筋肉を鍛えることで
代謝も上がりスリムに引き締まった体に
近づくことができます。
おすすめは
「プランク」
腕立て伏せの状態から
両肘をついて
頭からお尻が
一直線になるように意識します。
呼吸はいつも通り普通に。
お腹が落ちてしまわないように注意です。
はじめは少しきついかもしれません。
15秒づつ増やしていって
1分できるようになることを目標にしてみましょう。
身体を温めること！
やはり身体を冷やさないことが
重要かと思います。
体温が下がってしまうと
免疫機能も下がってしまうので
良いことはないです。
身体を温めて元気に過ごしましょうね。
あまりにひどい痛みの場合は
内膜症や筋腫などが隠れているかもしれませんので
早期発見のためにも
はやめに病院に行くことをおすすめします。
