生理痛を改善させたいならまずは痛みの元となるプロスタグランジンを知ること

生理痛を改善させたいならまずは痛みの元となるプロスタグランジンを知ること

生理痛というキーワードで検索すると
よくお目にかかりますよね。

プロスタグランジン
ホルモンに似た働きをする物質
(ホルモンではないようです)

生理の時のプロスタグランジンの役割は
不要になった子宮内膜を排出させるために
子宮を収縮させる役目を果たします。

なんとなく
痛みの原因になってる
悪いやつ!
という認識でした。

しかし、プロスタグランジンにも種類があって
それぞれ異なった役割をしています。

プロスタグランジン

「E1」 生理痛やPMSを緩和する

「E2」 子宮を収縮させる働き

「E3」 子宮の過剰な収縮を抑える

の3種類があります。

この中で
生理痛を引き起こすのは
「E2」と考えられます。
「E2」が過剰に分泌されることで
収縮が強くなって、腹痛、吐き気、頭痛、めまい、など
様々な不快な症状がでます。

私たちができるプロスタグランジンに対してのアプローチは
過剰な収縮を起こしてしまう
「E2」を減らすこと。
また、過剰な収縮を緩和してくれる
「E1」「E3」を増やすこと。

プロスタグランジンの減らし方、増やし方なんてしらないよ。
ってなりますよね。

プロスタグランジンの原料は

なんです。

オメガ6脂肪酸

オメガ3脂肪酸

なんか聞いたことありませんか?

  • オメガ6脂肪酸「リノール酸」
    プロスタグランジンE2の原料となる

サラダ油・植物油
動物性の油、コーン油、ひまわり油、ベニバナ油
乳製品

  • オメガ3脂肪酸「αリノレン酸」「EPA」
    プロスタグランジンE3の原料となる

アマニ油、えごま油、ナッツ類
イワシ、サンマなどの青魚
野菜や海藻や大豆など

大事なのは日々の食生活

プロスタグランジンの生成バランスは
食生活が握っています。

揚げ物ばかり食べていませんか?
スナック菓子、甘ーいケーキ。
不思議なことに体に悪いものって美味しくできてるんですよね。
食生活が豊かになったぶん
現代社会ではオメガ6脂肪酸を多く摂取しがちなんです。

オメガ脂肪酸の摂取バランスの理想は
オメガ3:オメガ6=1:4

しかし現代人は
オメガ3:オメガ6=1:10
または
オメガ3:オメガ6=1:40
とか言われています。

この数字をみると
どれだけオメガ6脂肪酸をとりすぎているのかわかりますね。

食生活を見直すことも
生理痛の緩和、改善するために
重要なことであります。

オメガ6の摂取を抑えるようにする。
オメガ3を積極的に摂取する。

摂取する油のバランスが崩れているから
プロスタグランジンのバランスも崩れる。
バランスが崩れると体のどこかが無理をして
異常をきたしてしまうのです。(痛くなったりする)

オメガ3脂肪酸は熱に弱いので
生で食すか(アマニ油など)
加熱調理をする際はオリーブオイルかココナッツオイルを
使うようにしましょう

今ではサプリメントなどで手軽に摂取できますので
そちらを試してみるのもいいかもしれませんね。

生活習慣は日々の積み重ねですので
お肉をお魚に変えてみる。とか
乳製品がふんだんに使われている洋菓子を(私も洋菓子はすきです。)
和菓子に変えてみるとか。
ちょっとしたことから初めてみてくださいね。

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