生理痛の時に意外と大事な薬の飲み方(鎮痛剤編)

生理痛の時に意外と大事な薬の飲み方(鎮痛剤編)

もー耐えられない。

お腹が痛すぎて、うずくまる。
横になっても、何をしても
どんな体勢になっても治まらぬ痛み。
家事も仕事も手につかない。
せっかく友達に会う約束をしてたのに
行けない。
そんな時
強い味方になってくれるのは

鎮痛剤

この鎮痛剤。
飲むタイミングがすっごい大事って知ってました?

痛い、痛すぎる、
でも、まだ我慢できるから、
もう少し我慢してから飲もう…
なんてことになってませんか?

それ、薬が効きにくくなる
原因の一つです。

鎮痛剤は本格的に痛くなる前に飲む

痛みの出るメカニズムとして

体内に痛みの元となる物質が生成されます(プロスタグラジン)
それが原因となって傷みが発生します。

痛みを感じるのは
体内に痛みの物質が増えきった後。
そこで鎮痛剤を飲んだとします。
しかし薬の効果が最大になるのは
大体1時間後くらい。
1時間は痛みに苦しむことになってしまうんですよね。
しかも、痛みの物質はいったん生成されると
しばらく消えない。という性質を持っているので
さらに厄介なんですよね。

効果的なのは
痛くなる前。

あーそろそろ
痛くなりそう、
そんな感じのときに
鎮痛剤を飲むのをおススメします。

痛くなる前に薬を飲むと
痛みの原因になる物質が増えるのを抑制してくれます。
さらに、究極に痛くなるころに
薬の効果が最大になっているので
痛みを感じない無双モードになっています。

自分がいつ痛みを感じるのか、
痛みを感じるタイミングを把握することがカギです。
私は初日、2日目がきっついので
初日に、きそうなかんじするわー
と思ったときに飲みます。
痛くなってから飲むのと痛くなる前に飲むのは
やっぱり違います。

痛くなってからだと、
もー動けなくなりますし(すごい困る)
その時お家にいてれば湯たんぽ抱えてうずくまって寝ます。

外にいる時はそーもいかないですよね。
痛くなる前に飲んでおけば、
うおーイてー、やべー、
と思いながらも仕事ができます。(かなりムリやり)
家に帰れば結局ダウンしますが。

とりあえず
鎮痛剤を飲むなら、本格的に痛くなる前!
です。

 

薬の種類

「ピリン系」・・・鎮痛効果と即効性に優れる。しかし非ピリン系に比べ副作用がでやすい

「非ピリン系」・・・「ピリン系」ほどの効果は望めないが副作用の心配が少ない。

「ピリン系」の市販薬には
ピリン系解熱鎮痛薬という表記があります。

「非ピリン系」の薬も
「ピリン系」に比べると効果が薄い。
というだけで
しっかり鎮痛効果はあるので
用法容量を守って正しく使いましょうね。

ロキソニンとアセトアミノフェン

「ロキソニン」

解熱鎮痛目的で病院でも処方されますね。
ロキソニンの特徴としては
シクロオキシナーゼという酵素を阻害し
痛みや熱の原因となるプロスタグラジンが増えるのを抑制します。

炎症が起きている部位で効果を発揮するので
患部に直接作用する。といった感じです。

鎮痛効果は高いですが、胃が荒れたり、消化機能に影響を及ぼす
副作用が発生しやすいようです。
これは、胃の粘膜を保護している
プロスタグラジンの効果を抑制してしまうから
おきる症状です。

痛みを発生させるのがプロスタグラジンなのですが
自分の消化液で自分を消化してしまわないように保護してくれているのも
プロスタグラジンなんです。

薬が効き始める時間 約3~50分
薬の血中濃度が半減する時間 約1時間20分

なので、胃薬と一緒に処方されることが多いんですね。
空腹時を避けるのも胃痛にならないための手段です。

「アセトアミノフェン」

脳の中枢神経に働きかけて
解熱・鎮痛効果を発揮させる。

ロキソニンとの働きかけの
メカニズムと違ってプロスタグラジンには作用しないので
胃腸障害なのど副作用がでにくい。

患部に直接働きかけるわけではないので
抗炎症などの作用が比較的弱い。

薬が効き始める時間 約2~40分
薬の血中濃度が半減する時間 約2時間20分

薬をのみ続けると効果が薄くなる?

結論から言うと、そんなことはありません。

日に1回
3~4日ほどのペースであれば大丈夫なようです。

しかし、個人差もありますので絶対に効果が薄くならない。
副作用がでない。という保証はありません。

用法容量を守ることが大切です。
薬が効かなくなった、痛みが強すぎる。
といった方は一度病院を受診することをおススメします。

使い方で強い味方になってくれる鎮痛剤。
自分の痛みのタイミングや
薬の特性を知って
より安全に。より効果的に
活用してくださいね!

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