ほんとうに紙ナプキンは体に悪いのか

ほんとうに紙ナプキンは体に悪いのか

最近韓国で騒がれていますね。

某社の紙ナプキンを使うと
経血の量がへった。とか、生理期間が短くなった。とか、
その現象の裏には、紙ナプキンの接着部分に
化学物質が使われていたからだった!
みたいな。

健康被害を訴える人がたくさんいるとか。

でも、この化学物質の分析方法が確立されていないため
成分分析には時間がかかるそう。
まだ、人体に有害か無害かわからない段階で
訴えられても、ってかんじですね。

科学的根拠がほしいところです。

紙ナプキンって体に悪いのか

ちなみに私は紙ナプキン派です。

体に悪いって言ったって
一体全体、何が、どのように影響を与えるのか、
ってところですよね。

よく言われるのは
高分子ポリマー
水分を吸収する物質ですね。
これが体の中に入って悪さをするとか…

高分子ポリマーは皮膚から吸収されるのか

結論から言えばされません。

ここでちょっと化学のお話をしましょう

懐かしいな、学校でそんなんやったなー
くらいの気持ちで大丈夫です。

これ、見てください

水分子です。

原子であるH(水素)とO(酸素)がくっついて
水になります。これが分子ってやつ。

私たちの体も分解すれば
こんな、小さな原子が集まったかたまりです。
なんか、不思議ですよね。

話がそれましたが高分子ポリマーというのは
名前の通り高分子
つまり、分子がでかい。

皮膚には小さな小さな穴があいています。

そこを通り抜けられれば、体内に入ってきます。

でも、なんせ高分子、
小さい穴に大きいものは入らないし
通らない。

なので体内には入らないです。

紙ナプキンは体を冷やす?

高分子ポリマーは冷えピタにも使われているから
生理の時は大事なところに冷えピタをはってるのと
一緒。という文章を見かけました。

ほんとのところ
どうなんでしょうか。

経血の水分が
気化するとき
気化熱で周りの温度を奪って
冷たくなるのは確かです。

気化熱って?
液体が気体になる時周囲から熱を吸収する熱のこと。

例:暑くなったら体温を下げるべく
汗を出して、その汗が蒸発するときに
体の熱を奪って、体温を下げることができる。

あとは、濡れたものを体にあてていると
熱が奪われていきます。

これは素材にかかわらないと思いますよ
自然繊維であれ、化学繊維であれ。

化学繊維が気になるならコットン100%の紙ナプキンをつかえばいい


こないだ気になって買ったんですけど
ナチュラルムーンっていいます。

かわいいクマさんが書いてるパッケージ
薬局とかではあまり見かけないかもしれません。
オーガニック系を扱ってるお店とか
通販サイトとか(私はアマゾンで買いました。)
で売ってます。

高分子吸収材不使用
コットン100%のオーガニックナプキンです。

かぶれやムレが気になってる人に
お試しいただけたらと。
あと、化学繊維は嫌だとか、
オーガニックが好きとか
そんな感じ。

使用感

ふつうのナプキンとあんまり変わらないかなーと
個人的な感想ですけどね。
経血が表面で
ちょっと滑る気がする
いつもはロリエFシリーズさんに
お世話になっています。

Fさん吸収力半端ないので
さっと経血を吸収してくれるんですよね。
なので、瞬間的吸収力には劣るのかなといった印象です。

ちょっとかさばる
吸収材不使用なので仕方がないですが
ちょいとぶ厚めです。
そのぶん天然コットンが
しっかり吸収してくれますね。

化学繊維のナプキンはちょっとやだな、
でも、布ナプキンはめんどくさそうだし…
って方、天然素材にこだわってる
ナチュラルムーンを使う!
という選択肢もありますよ。

なんでも、使ってみないとわからないので、
できる範囲で手を出して行くって感じですね。
それで、自分のベストが見つかればラッキー的な。

直接肌に触れるものだし
皮膚の状態とか
個人差も大きいと思うので
自分に合った生理用品を見つけてみてくださいね。

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